「…椿…………」


フと、私の好きな声がした


「あぁ、櫻乃、


 さっきの、聞いてたか………?」



「あぁ、」

  

電話…?


櫻乃と繋がっていたの…………?

 

「わ、私、子供のところに帰らなくちゃ!!


 二人共、今日はお疲れ………

 
 じゃ、じゃあねっ!!!!」



私は、全力で克真のところへ向かった


克真から眠る美櫻を受け取り、


車で家まで送ってもらった


…もう、彼らとは会いたくないな…………


ま、無理か…


なんて、考えながら…………