瞬間、誰かに腕を掴まれた


「なんですか、私忙し…」


血の気が引いていくのがわかった


忘れていた…理くんと七未ちゃん…………


…さっきの話…


…………………聞いてたよ、ね………



「椿ちゃん?さっきの…


 どういうこと…………?」



「あなた達には、もう関係ないよ」


「克真ってやつとは……」


「理くん。

  
 私、親友守ったの。あのとき。

  
 親友守ったことも、浮気に入るのかな?


 その親友の恋路の相談にのってるのに


 …あれは、浮気だったのかな…………?」