この子はね、櫻乃の血が流れてるの


私の最愛の子供なの。


きっと、きっと私は育ててみせるから…




―例え、手術ができなくても………



だから私は生きます。


なんとなく、空を見上げた。


右斜め前の後者の屋上に、3人の人影


確証はないけど、きっとあの3人だ


私が愛おしい人を間違えるはずない


―櫻乃………


私は、歩き出した。


きっとまた、笑える日が来ると信じて


櫻乃と居た時みたいに


また幸せな日々を送れる相手が現れるって


信じて…………




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