そんな夏のある日。

私が先生に問診してもらっているときに

『先生!大変です。熱中症で倒れた高校生が運ばれてきたんです。急いで応急処置をお願いします』

慌てた様子で看護師が私の病室に入ってきた

先生は

『わかった。すぐ行くよ。今はまだ大丈夫みたいだけど安静にしておくように。じゃあまたね!ゆりあちゃん』

そう言い残して出ていった


この時期熱中症で運ばれて来る人多いもんな

私は特に気にも留めていなかった

まさか。
これが私に初めての恋を教えてくれるなんて思ってもいなかった