『よし。頑張って飲むぞ。』

そうだこれを飲めば１日でも長く生きれるんだ

私は無理にでもそう思い薬を飲んだ


それから少しして
『おう。ゆりあ！昨日は楽しかったな』
そうまが入ってきた

『うん。楽しかった。指輪ありがとう』

素直に私はお礼を言えた

『いいって！俺もつけてるからな。
外すなよ絶対に』

外すわけ無いじゃないか。

私はそう言いたかったが止めておいた

『わかった。そうまも外すなよ』

私はそう言っておいた


しばらく話していると
吐き気が襲ってきた...

流石にそうまの前で戻す訳にはいかない

だから
『じゃあ、そうま。また明日来て』

そう言って帰らせた


ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ
「はい。ナースステーションです。どーされました？」

「あの。浜野ですけど吐きそうなんでタオルお願いします」

「はい。分かりました」


予想以上に早かったな。
もっとそうまと話したかったのに


病気は私の唯一の幸せな時間も奪っていくのか