-まさゆきside-

俺がお見舞いに行ったとき丁度先生がゆりあの病室へ向かっているのが見えた

あっちも俺に気づいたみたいだ

『今から大切な用があるから先生が出てくるまで病室には入って来ないで』
先生はそう言ってゆりあの病室に入っていった

仕方なく俺はゆりあの病室の前で待っていた

中の会話は嫌でも聞こえてきた。


そして、先生が出ていったあと
俺はすぐ病室に入ろうと思った

だけど、あいつが増やされた薬を見て言った。
『これじゃ、まるで食事じゃないか』
その言葉を聞いて
俺は中に入るべきではないんじゃないかって迷った