『おい。お前大丈夫か?夜中凄かったよな。俺のせいか?ごめんな』

朝先生が来る前にあいつが来た。

頭の痛みは収まったみたいだ

『大丈夫だよ。心配かけてごめんね。あんたのせいじゃないから気にしないでよ』

『おう。わかった。じゃあまたな』

『うん。ばいばい』


それと同時にいつもより深刻そうな顔で先生が来た。

『おはよう。具合はどう?大丈夫かい?』


『うん。大丈夫!頭の痛み収まったみたい』

『そうか。今から先生がゆうこと聞いてくれるかい?』

『うん。』

なんだろう。私...死ぬのかな

『もしかしたら、ゆりあちゃんは来年の夏までしか生きられないかもしれない。
夜中に起きた激しい頭痛は発作だ。まさかこんなに早いとは思ってもいなかった。これからは無理をしないように』

先生は私の返事も聞かずに出ていった


『え?なんて...私の命あと1年もないの?』

先生は問診のとき大丈夫って言ってくれた。

そうまといた時もなんともなかった。

なんで。いきなり...

嫌だよ、まだ死にたくないよ

小さい頃から我慢してきた。友達と遊ぶのも。外へ行くのも。

なんで?私、なんかいけないことでもした?分かんないよ。


私は涙が止まらなかった。