「梶くん、将来ストーカーになるね」
「未だにユウちゃんに梶君って呼ばれるとドキドキしちゃうねっ」
「……きも、きも、きもい」
コイツ本当に気持ち悪い。
え?大丈夫??頭イッちゃってるよ…
いくらあの笑顔で言われても。
「俺やっぱりユウちゃん大好きっ」
「アタシムリ…ムリ、ムリ、ムリ!!」
「大丈夫っ」
こんなに拒絶しているのにまだこの人満面の笑顔だ…
あ、鳥肌が…。
あたしより15cm身長が高いだけで見下しちゃって。
ちょっと顔が整っているからって。
ちょっとモテるからって。
ちょっとカッコいいからって。
「…調子に乗っちゃって」