今日も公園の滑り台に
寝転び空を眺める。


これが私の学校に行く前の日課。


この時に考えるのは

        …拓磨のことだけ



『今日もこの空の下で眠たそうにしながら
仕事頑張ってるんだろうなー』



拓磨、会いたい



別れて1年経っても
あんたが心から消えないの




『……最低なあんたがっ、
あんな別れ方した根性もないあんたが
今でも頭から離れないのよーっ』



私は空に向かって叫んだ。