「何してんの?」
 屋上へと続く階段の上から、声がした。
 誰もいないと思っていたあたしは、びっくりして声の方向を見た…
 そこには、見たことのない男の子がいた。
「あ、もしかして自殺しようとした?ダメだよ!自分の命は大切にしなきゃ!」
 知らない人にこんなこと言われても、あたしは警戒心を抱くだけだった。
「あたしのこと知らないくせに何言ってんの?あたしの生きる理由はなくなったの!」
 何知らない人にむきになってんだろ…
 バカバカしい…
 そう思いあたしは、屋上から立ち去った…