5月3日、俺は17歳になった。

皆より少し早めなので、少し大人になった気分だ。


俺には友達がたくさん居た。だが、親友と呼べるような奴は居なかった。

今日もいつものように友達と学校を抜け出し、ゲーセンに向かっていた。

その時、携帯の着信が鳴った。

【着信:あきら】

中学から仲の良いダチだ。

龍治『もしー?どしたー?』

あきら『おう!ちょっとさ、会わしたい奴がいるんだよ』

龍治『ん?誰だぁ?』

あきら『まぁまぁ!それはお楽しみで!じゃあ4時くらいに俺ん家来れるか?』

龍治『あ、あぁわかった』

…ツーツーツー

なんなんだろ…

とりあえず時間までゲーセンで遊ぶ事にした。