「で。何で本屋なの??」

「いいから。こっち来て。」

「なになに?『行ってみよう!オーディション!』??なにこれ」

「こんなかに、オーディション用紙がはいってるの。各プロダクションの説明もついてね。」

「はぇーーー。」

「例えばこのプロダクション。」

「『劇団コスモス』??」

「そう。ここには、鈴木福君とか、谷花音ちゃんとか、所属してるプロダクションなの。」

「はぇーーー。」

「んで、ここに用紙があるでしょ??」

「うんうん。」

「んで、ここに顔写真はって、何になりたいか丸をつける。んで、誕生日と、名前を書いてこの住所に送る。」

「はぇーーー。すごいなー。」

「試しに送ってみなよ。」

「えー、、、大丈夫かな、、、」

「いいじゃん!落ちたら落ちたで、受かったらよかったーで。受かったら一宮くんと一歩近づけるんだからさ。」

「そうかな…」

「そーそー!何事も挑戦からだよ!」

「じゃぁ、、、やってみよーかな、、、」

「うんっ!頑張れ!」