急いで朝食をすませて玄関に向かう



「行ってきまーす」



そう言って家を出る



辺りには私と違う制服の子でいっぱいだった


その様子から見るとその子達も入学式のようだ



そんなことを考えているうちに一つの河川敷が見えた



「河川敷....か...」



私は一人そう呟いた



毎回ここを通るたびに思い出す



あの日交わした約束を........




私がずっと待っている彼を



あの人の面影を



もしかしたら今この街にいるのだろうか



....なんて...ね