「90、68、95だな。」

いきなり三つの数字を言った。
なんだろうか?

首を傾げて男を見ると、にやっと口の端を上げて私に言った。

「お前の、スリーサイズ。」


「なんで分かった⁈じゃなくて、それほんと?」

目をぱちくりさせながら聞いた。
男はクスクス笑っている。

後ろで、瀬奈も笑ってる。でも、男の方に見惚れてる気がする。
彼氏いるくせに…。