「そーだよ。…その人のために、ダイエットも頑張ってるの」 少し微笑みながら私はお兄ちゃんに言った。 お兄ちゃんは、なるほどな、と言いながら、ふっと優しく笑う。 「そいつのこと、好きなのか」 えっ…! 一気に顔が熱くなる。 やばい、真っ赤だよ多分。 「や、や、あの…違うよ。ただ、頑張ろうって思っただけで。」