顔が赤くなってきた気がする…!

私はとっさに頬を両手で押さえた。

「はーん?…コレとかいんじゃねえの?」

お兄ちゃんが手にとったのは、淡いピンク色のスカートだ。
私もそれは気に入っている。

「上は…ブラウスにベージュのニットでも着ればいいかな?」

私は、服を取って合わせてみる。

色のバランス的には春らしくていいと思う。
自分的には、だけどね。

「ん、いんじゃねえ?…で、そのお出かけとやらは、男とだろ」

まだ言うか…!!