宣言をしてから、しばらく沈黙が流れた。
そして、沈黙を先に破ったのは片岡さんだった。
「…おう。頑張れ。2キロ減ったら、報告しろ。ご褒美やるよ」
「え、ほんとですか?!私、頑張りますね!」
ご褒美のために頑張るって思われたかも。
まぁそれでもいいや!
私にとって、また電話ができることが、何よりのご褒美かも?
す…好きとかじゃないけど!多分。
キーンコーンカーンコーン…
予鈴が鳴った。
もう少し話していたいのに。
「もう昼休み終わりだろ?またな、…志帆。」
ブツッと電話を切った片岡さん。
それは、ないわ!名前呼ぶとか!!
教室に戻り、午後の授業は幸せ気分で張り切った。