「おはよう、貝塚くん。丸々してる、なんて言ってるのも今のうちよ」

瀬奈は、ふふん、と笑いながら私の肩に手を置き、

「志帆、痩せるのよ♪見てらっしゃい。私が今以上にうんっと可愛くしてあげるんだから!」

目を輝かせて力説していた。
しかも、声でかい。
人のこと言えないじゃない。


瀬奈の言葉を聞いた貝塚くんは、口をぽかんと開けて私を見た。