「よかったね、瀬奈」 私が声をかけると、瀬奈が貝塚くんの腕の中から顔を出して、微笑んだ。 「うんっ…!!ありがとう、志帆」 しばらく二人きりにしようと、クラスのみんなは厨房から、遊んで来い!!と二人を追い出した。 すごく、嬉しい。 瀬奈と貝塚くん、いい感じだったもん。 良かった…!! 私は、笑みを隠し切れず、そのまま接客をしていた。