「まぁ、私、誰のためとかじゃなくって、片岡さんの言葉で刺激を受けて頑張ろうと思ったの。だから、頑張るよ」

私は瀬奈に、そう言って早く歩いて目の前に見えている校舎に急いだ。

「おっ。まぁ、それでもいいか!私も協力するわ!」


瀬奈も後ろから嬉しそうに走ってついてきて、私に抱きつく。

ありがとう、瀬奈。