腕を組んで考えたようにするお兄ちゃん。

「ていうか、お前の彼氏、片岡先輩だったのか。」

…え?
ええぇえぇえええぇ?!

「ちょっ、待って?なんで知ってるの?!」

私は驚きで一気に涙が吹っ飛んだ。
片岡…先輩?!

「だって、高校同じだし、有名だったし、俺けっこう喋ってて仲良くさせてもらってたし」

何それ…っ。
もっと早く言って!!

私は脱力した。