私は家に帰って自分の部屋でクッションを抱いて考えていた。

どうしよう…
私、もう片岡さんと一緒にいられないかもしれない。

コンコン

「はい?」

溢れてきそうな涙を拭いながら返事をする。

入ってきたのはお兄ちゃんだった。

「…?どしたお前」

私が涙を拭っているのを見てぎょっとした。

そして近くに来て座った。


「彼氏となんかあったのか?」