あれから数日。 8月に入り、太陽はもっと熱くアスファルトを照らし始めた。 片岡さんとは、あの泊まり以来会えていない。 仕事が忙しいらしい。 私と会うために、あのお祭りの日、休んだらしいのだ。 それを私は泊まった次の日の朝、目覚めたベッドの中で知った。 嬉しいような、でも罪悪感のような、変な気持ちになった。