一気に顔が赤くなる。
部屋が明るいからそんなことすぐ分かるわけで…。

「なに?もしかして、シてほしかった?」

クスクスと笑う片岡さん。

なにこの人。
すっごい余裕こいてるんですけど?!

私だけ必死になって、ばかみたい。


「そんなこと思ってません!片岡さんこそ、本当はシたいんじゃないですか?するならどうぞ?」

私は仕返しにと勝ち誇ったような笑みを浮かべて言った。
でも、逆効果だった。