「お前…危機感なさすぎ。そういうことすんの?」

意地悪そうに耳元でささやく。

耳元で囁かれるとゾクゾクする。
だから耳は嫌だ。

「あの、耳元で喋るのやめてくれませんか?…ゾクゾクします」

それを伝えると、片岡さんはフッと笑って言ったのだ。

「それ、感じてるってことだろ?」

そう言って片岡さんは私の右耳を甘噛みした。

「んッ…///」