「はあ…」

なんとも言えない返事を残して授業が始まった。

授業に集中していると、ポケットに入れていた携帯が震えた。

片岡さんだ。

[おはよ。
 今週の土曜、勉強教えてやるよ。
 10時に迎え行くから家にいろよ]

それだけきていた。
ていうか…

「もう決まり?!」

私は声に出して言っていた。

みんなが私を見た。
恥ずかしい…。