「んー。美味しかった。ご馳走様でした」 「いえいえ。」 苺パフェを1人で平らげた梓依は 幸せそうで、つられて私も笑う。 カシャ 無意識の内にカメラを構えて シャッターをきった。 「えっ?」 「ごめん。梓依があまりにも可愛いから。」 「ばっ…ばか。」 林檎のように真っ赤に染まる頬を 手でぱたぱたと扇いでいる。