その事で、頭いっぱいになって、

わたしは部活どころではなかった。

まぁ、今日も早く帰ったから、、

あ…。

はやとだ…。

また、いつものあのブランコに座ってる。

まりな
『はーやとーっ、笑』

はやと
『おう!まりな!遅いって!笑』

まりな
『そーかなー?笑 ごめーん笑
……で、話ってな、なに?』

はやと
『あ、お、俺さ。聞いちゃったんだよ。』

胸がドキっとした。

まりな
『あ、え、な、何のこと?』

はやと
『お前…さ、俺の事好きなんだろ?』

なにその言い方ー!(; ;)

なんて返せばいいかわかんない!

まりな
『………』

多分今のわたし、すんごい顔赤くなってる。

はやと
『……ごめん。』

…え?

はやと
『ごめん。ホントにごめん。』

まりな
『な、なんで?』

な…にそれ。

ごめんってなに。

意味わかんないよ。

はやと
『俺、まだあいつの事…。
好きなんだ。名前言ってなかったかな。
違うクラスだけどね、川崎はなってやつ。
あきらめられないんだよ…』

あぁ。この場から逃げ去りたい…

…って、え!?

なんでわたし泣いてんの!?

まりな
『ご、ごめん、こんなつもりじゃ。』

はやと
『ほんとに…ごめん、ごめんな。
でも、お前の気持ちスゲー嬉しかったから。』

そんな言葉もういらない。

そんなやってあいまいにすませないで。

まりな
『もう、いいよ。北川…くん。』

今更、はやとなんて呼べない。

どうしよ、はやと、すごいビックリしてる。

あぁ。

素直にその気持ち、受け止められなくて

こんな私で、

こちらこそごめんなさい。

わたしは走った。

ずっとずっと、このままどーなってもいいっていうくらい、ずっと。

こんな自分が恥ずかしかった。

情けなかった。

あぁ。

好きにならなければよかった。

あぁ。

あの場で、はやとの事好きだなんて、

告白しなければよかった。

ばかだな、わたしって。

ほんとばか。

なんで、そんな事後悔してるの。

もう、嫌だよ。

こんな自分、だいっきらい。