【みんなありがとう!大好きっ】
【当たり前でしょ〜!】
【僕も好き〜っ】
【もういいですか?早く返してください】
翼も苦労してるよねほんと…まぁどうせ電話切ったらまたじゃれ合いそうだけど。
【ねぇ翼!希龍も!】
ここで一つ、ある提案が思い浮かんだ。
我ながらグッドアイデアだと思う。
まぁ両者が了承すれば、の話なんだけどね。
【敵同士なのも嫌だし、同盟組まない?みんなが良ければ】
一か八かの賭けみたいな感じなんだけど。
【賛成ですよ。俺らは】
相変わらずついてきてくれる舞蘭のみんな。
嬉しさを抑えられなくて思わずクスリと笑みが零れる。
「希龍はどう?」
この問いかけにいち早く反応したのは蓮で、
「俺らなんかと同盟でいいのか?世界と全国じゃ傘下になれるだけでも奇跡だぞ?」
「俺らじゃ足元にも及びませんよ」
「恐れ多いねぇ」
それに続いて次々と聞こえてくる弱音。