「あ〜、もう!ほんとに無自覚なんだから〜!!」
「まじで大丈夫かよ」
陽にまで言われる私はガチで心配されているらしい。
そんなにする必要も無いのに。
「自覚あるし!こんなんでも一応総長やってるから大丈夫だよ?」
「そ〜ゆ〜ことじゃないの〜っ」
じゃあどーゆー事なんだろう…
本当に分からず3人の顔をキョロキョロと見回す。
当の本人達はいつまでも分からない私に呆れたのか「はぁ」と溜め息なんてついていた。
真剣に考えているというのにそんな3人の態度にムッとする。
無意識のうちに殺気が出ていたのかだんだんと悪くなる空気にビクッとなる3人。
そんな変な空気はパンパンと軽く手を叩く音によって壊された。