次の日。
目が覚めたのは午前9時。
ホームルームが始まるのは8時30分。
きっと今頃教室では1時間目の授業が始まっていることだろう。
どう足掻こうが遅刻決定である事実を変えることはできない。
…まぁいいか。不良校だし。
"不良校"を理由にし自己完結させた私はゆっくりと支度を始める。
支度ってほどする事はないんだけど…
とりあえず制服を着てカラコンウィッグを装着。
終わり。これで終わり。
朝は食べない派の私はそれだけ済ませて寮を出た。
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学校につくと案の定閉まっている門。
もう希龍には色々バレてしまった為今回は何のためらいもなく飛び越える。
でも、やっぱり着地した瞬間足にくる衝撃にはやっぱり慣れない。
鈍ってるなぁ。なんて昨日と全く同じことを思いながら校舎の中へと足を進めた。