それから数分後、次々に「ごちそうさま」や「うまかった」という言葉が聞こえてきた。
男子高校生って食べるの早い。
どんな胃袋してるのかな?
底なしだったりして…
自分の中でどんどん変な方向に話が進んでいく。
が、空になった食器をみてみんなが食べ終わった事を思い出し片付けを始める。
相変わらず元気なオレンジ頭が「僕もやるー!」なんて言いながら手伝ってくれたお陰ですぐに終わった。
「美希そろそろ俺ら行くわ」
「うん。そこで泣きそうになってる奴連れて帰ってね」
「もちろんだよ。部屋から出れないように縛り付けておくね」
ニッコリ笑顔のまま類にぃを引きずる光にぃを手を振りながら見送った。