「みんなおまたせー!」



徐々に気分が落ちていく私とは裏腹に元気を持て余しているであろうオレンジ頭が叫ぶ。



「遅かったね〜」



「そうかな!?結構早かったと思うんだけど!」



「お前は足短いからな」



「うちの隼人ちゃんは成長期の真っ只中でしょうに」



「待って待って!?僕そこまで足短くないからね!?勝手に変な設定作るの止めようよ!」



ワイワイ騒ぎ始めた3人を遠目で見ながら仲良いななんて思う。


自己紹介の時はあんなに無愛想だった赤髪もあの中では楽しそうに笑っていた。