「ねー!君名前はっ!?」
とにかく私に興味津々なオレンジ頭。
そわそわしてて見てるこっちが落ち着かない。
『人に名前を聞く時は自分から名乗るのが常識だよ?』
自分ができる限りの低めの声で思ったことを素直に告げる。
「アハハハッ!ねー聞いた!?」
「フッ、ハハッ…やめろって〜腹壊れるわ〜」
ゲラゲラ笑い続けるオレンジ頭と銀髪。
残りの3人は声を上げはしないものの肩が震えてて笑っているのは嫌でも伝わってきた。
…声上げて笑われた方がまし。
「あーごめんごめんっ!君みたいな子初めてだからついっ!」
「面白い野郎もいるもんだね〜」
一通り笑い終えたらしい2人は勝手に話を進めていく。
「まぁとにかく自己紹介だね!僕は佐倉隼人でーす!よろしくーっ!」
オレンジ頭の幼い人。
「俺は南奏汰ね〜」
銀髪で緩い人。
「日向悠哉です」
青髪で敬語の人。
「神埼陵」
赤髪で無愛想な人。
「城崎蓮だ」
黒髪でクールっぽい人。