「どうやら普通では無いみたいですね」
驚きながらも何処か楽しそうに笑う悠哉。
さっきまで身長の話で盛り上がっていた問題児達もさすがに驚きを隠せないでいた。
間抜けすぎるアホ面。
「だっせぇなお前ら」
あまりにも間抜けすぎて自然と口角が上がる。
「お願いだから笑わないで!?心にくる…」
「蓮が笑うのは無駄に説得力あって怖いわ〜」
相変わらず間抜け面の陵と言い返してくる二人。
酷い言われようだな。
「まぁとりあえず調べてみますか?」
「頼んだ」
これ以上続けても埒が明かない。
そう判断し悠哉との話に戻る。
そこでようやく遅刻していることを思い出した俺らは実は抜け道のある裏から校内へと入った。
これから楽しくなりそうだ。
そんなことを考えながら。