何を隠そう私の通う所は水麗高校っていう全国一と言っても過言ではないぐらいの不良高。
もちろん暴走族に入ってる奴らもうじゃうじゃいる。
絡まれると厄介だ…
なんとか方法を見つけようと門を押してみたり鍵が無いか探したりしたもののどうやら飛ぶ以外に方法は無いようだった。
仕方ない…やるか。
今のところ私以外に人はいないようだった。
やるなら今しかない。
さっさと済ませようと意を決して踏み切り飛んだ。
もちろん着地は成功。
準備体操もしなかったせいか着地した時の痺れた感じが残る。
体鈍ってるなぁ…
すっかり安心しきっていた私は気が付かなかった。
この瞬間を見られていた事を。