初めて利麻を見たあの公園の時のように


あたし胸はドキドキうるさかった。


…あっ、追いかけてどうしたのか聞かなくちゃ


そう思ったのと同時に徹平が保健室に入ってきた。




「徹平…」


「さくら?どうしたの?」


「え?」


「いや、ベッドで寝てると思ったから。」


「あ、うん…利麻と話してて…徹平すれ違わなかった?」


「利麻ちゃん?すれ違ってないけど…」