「えっ？そっか…ごめんね！変な事聞いて！」


利麻の顔は笑っているけど、どこか残念そうにも見えた。


「…どうして、そんな事聞くの？」


疑問に思っていた事を思い切って口にしてみた。


「あ、ううんっ！なんでもないの、…桜子ちゃんには徹平君がいるねにね！あたし馬鹿だ～」


「ははっ、そっかぁ」

徹平がいる、かぁ


あたしと徹平はただなんとなく一緒にいる

きっとそれだけの関係。




「最初に花火大会で会った時ね、あたし桜子ちゃんが羨ましかったんだぁ。」


「え？」