先生…かな?


ベッドを囲うカーテンの隙間から保健室の中を覗いた。


「あ…」


思わず漏れた声に向こうも気付いたよう。


「…桜子ちゃん?」


入ってきたのは額に汗をたらした利麻だった。


「久しぶりだね、どうしたの?利麻もサボり?」


「あっ、うん…サボりかな。」


今日はアップにしているせいか利麻の印象が大部違った。