「あたしは…あたしは、利麻が好きなの。ずっとずっと前から好きだったの…。」


自分の頬に一筋の涙が流れるのが分かった。


そう、ずっとずっと前

利麻に会った瞬間

そのキラキラした瞳に

吸い込まれるかと思った瞳に




あたしは初めて




――恋をしたんだ。