「慣れてるから、問題は起こさないと思うけど、
息子の昴さんの機嫌は損ねないようにしてね」


「「はい!」」


「お席はいつものところね」


「はい」


姫華さんはチラッと莉璃華のほうを見た。


「莉璃華、緊張してるの?」


莉璃華が緊張しているのが一目でわかったみたいだ。



「だって!緊張しますよ!見たことないし...」


「莉璃華にとっては初の対面だものね。姫來羅は?」


「私は得に...」


ぎこちなくニコリと笑顔を見せれば、


「大丈夫そうね。とにかく二人とも頑張ってね!」


姫華さんはそういって私と莉璃華の頭をポンポンと撫でた。