すると、 ポスっと音がして、ちゃんとシュートが入れられた。 「すっごい嬉しい…」 「でしょ?」 「あっ…」 つい、口に出してしまった。 恥ずかしっ‼︎‼︎ そんな事を思っているとも知らずに先輩は続けた。 「何十回、何百回の失敗の中の一回の成功。 この気持ち良さ……ハマるでしょ。」 そして私に、にかっと笑って見せた。