私は、めげずにお婆ちゃんに頼んでいた。

そうして、やっと教えてもらうときが来た。

「真由。どうして正美や一彦さんがあんな目にあったのか、そんなにお前は知りたいのかい?」

お婆ちゃんは、真剣な目で私を見つめてきたので、私も真剣な目で、首を縦にふった。

お婆ちゃんは、聞かない方がよかったと後悔するかもしれない。と言った。

でも、構わなかった。

愛する家族のためなら、なんでも受け止められる。

だから、私は、お婆ちゃんから全ての事を聞いた。