あれから、~3年後~

小学3年生の私は、おばあちゃんの家に預けられていた。

あの日から、日々、カウンセリングを受けていたおかげで、少しは、落ち着きを取り戻していた。

お婆ちゃんからは、お母さんたちが死んだのは事故だと聞いていた。

小さいころは、それを信じていたが、大きくなるにつれて、疑いが増してきた。

あの頃の私は、本当に純粋だったと思う。

しかし、お婆ちゃんに、お母さんたちが死んだ本当の理由を教えてほしいと頼んでも、絶対に教えてくれなかった。

そうして、さらに5年の月日が流れた。