みんなに弄られ、私は気分が最高に下がってしまった。

本当に最悪だ。


「可愛かった~!博多弁とか関西弁とか京都弁もやってほしいね!」

「・・・・・・無理よ。」

「良かったぞ夢夏」

「なにがよ椎。」

「では三つ目。『生徒会メンバーの家族構成を教えて下さい』」

「良かったぁー、変なのきたら俺、そのボックス殴っちゃう所だったよぉ」

「殴っちゃう!? 俺、?
今俺って「さぁ、夢夏からどうぞ」」



それ以上は喋るな、と言わんばかりの目線を送る香月。


うん、触れたくないのね。



「・・・・私は、勿論1人よ。椎は?」

「1人だ。」



私と椎は大体1人って分かると思うけれど。

私が気になるのは、真帆と奏夛と陵と香月。



「俺は、糞兄貴が2人。」

「僕は姉が3人に兄貴が2人で、末っ子だよ~」



意外だ。意外すぎる。

陵にお兄さんがいるのはわかる。多分イケメンだろう。

でも。


「ビッΟダディどころかビックリダディ・・・・・・」

「真帆の家族全員美男美女だよなー。ま、こいつは・・・・・」

「ちょっと待って?! なんで僕だけ残念みたいな言い方! あとビッΟダディじゃないから大家族なだけだからー!!」

「真帆のお父さん性欲つよいんじゃねぇ~」