自分が一番なんだから、何も不安に思う事なんてない。
あたし以上の女なんていないんだから。
そしてこれはあたしの思い込みなんかではなく________事実。
そんなあたしがたかが夢でここまでズタズタにされるなんて。
「……ふざけないでよ。」
あたしがそうポツリと呟くと制服を来て、保健室を去ろうとしていた玲哉の肩が小さく揺れた。
しかしそのまま去っていく。
自分でも驚くような酷く、低い声。
__________悠雅にも、玲哉にも。
ずいぶんとなめられたものね?
すぐにあたしが絶望を見せてあげるわよ。
ベッドから身を起こし、乱れている服や髪を整える。
あたしが……負けるはずのないゲームを今すぐにでも終わらせてあげる。