「…は?どけろ。どけないと…藍沢とお前の関係バラすぞ。」
そう言ってあたしを睨み続ける玲哉。
…玲哉はあたしと悠雅が付き合っていると思ってる。
あり得ないでしょ。
夢の事も知ってるのに、あたしのゲームだって知ってるのに、キスだってしてるのに。
どう勘違いしたら悠雅とあたしが付き合っているのか理解できない。
……もう、冷めた。
さっきまで昂ぶっていた感情も冷えていく。
残るのは______夢に対する、恐怖だけ。
「……なら、いいや。」
あたしはそう言って玲哉の上からどき、ベッドから降りる。
その時____。
舌打ちとともに、視界が揺らいだ。