「せんせぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
悠雅に届くように大声を出した。
体育館にいた人たちが一斉にあたしを見る。
……バスケ部には何人かお世話になったなー。
何て、いくつかの痛すぎる視線を詫びながら思う。
多分ほとんどの人は思ってるはず。
次は、悠雅が犠牲になるのかと。
まぁ、そーなんだけども。
そんなに睨まなくてもね?
周りをぎろっと見ると、急いであたしから視線をそらす。
もう。
絶対邪魔しないでよ?
そんなことを思いながらも悠雅のもとへとゆっくり近づく。
周りの部員たちは、練習をやめあたしと悠雅をガン見。