まぁ、自分でもこの四人との関係はおかしいと思うけど。
この四人があたしの癒しだし。
二か月間会えなくて寂しかったし。
いつもはあたしにフラれた男たちの処理はこの四人がしてくれるから、あたしに被害は及ばないけれどこの二か月は全部あたしが頑張って対処したし。
とにかくこの四人は必要不可欠なのだ。
藍都の横に座るとともに直ぐに肩を寄せられて口づけられる。
この人たちがいるから、ゲームは何の問題もなく進んでいく。
さぁ先生?
あたしに早く惚れなさいよ。
玲哉も…邪魔しないように、ね?
あなたの笑みは魅力的すぎるから。
生徒会メンバーも歪んだ笑みを見せるけど、どこか玲哉は違う。
引き込まれるんだよね、なぜか。
まぁ…もうどうでも良くなったけど。
これからは玲哉じゃなくて、四人があたしにキスしてくれる。
あたしを愛してくれる。
どんどんどんどん捻じれてしまうあたし。
これ以上歪んだらどうなるんだろう。
「…結愛。」
一瞬、柄にもなくそんなこと考えてしまったけれど。
藍都があたしの名前を呼んで、そんな考えは直ぐに消えてしまった。