四人の間に挟まれ、生徒会室に移動したあたし。
「…懐かし。」
ポツリ、と自然に言葉が漏れた。
ガラステーブルを囲んでいる、存在感が大きすぎる4つのソファー。
そしてあたしは定位置となっている“そこ”に迷わずに座った。
ストン、と座るととても良い座り心地を感じて。
改めて生徒会室を見回した。
かれこれ二か月間は…ここに来てないな。
生徒会メンバーは全員なぜかここ最近忙しそうにしていて。
学校でも見かけることもなかったし、ましてや会うことなどなかった。
電話もかけても出ないかったし。
何で忙しいのか理由も教えてくれなかったし。
そんな事を思いながらも久しぶりの光景を眺めていたとき…。